病院ホームページの医師紹介ページでチェックするポイント
資格
「精神保健指定医」と「精神科専門医」は持っていて当たり前
これら2つの資格は精神科で3年の経験があれば申請資格があります。
精神科専門医を持っているから精神科において専門性が高いということではなく、医師として精神科領域の標準的な知識と経験を持っていると考えたほうが良いです。
精神科専門医資格がなくても日常診療には大きな支障はありませんが、精神保健指定医は患者の医療保護入院や身体拘束を行うことができる資格であり、この資格がないと病院で入院治療を十分には行うことができません。
精神保健指定医を持っていない精神科医は、精神科として経験が浅かったり、病院での入院治療の経験がないという可能性もあります。
▶︎精神保健指定医(厚生労働省HP)
▶︎精神科専門医認定試験概要(日本精神神経学会)
その他の専門医は精神科の中でさらに専門性が高い
「日本精神科医学会認定認知症臨床専門医」「子どもこころ専門医」など、さらに専門性の高い認定資格があります。
これらの資格を持っている先生は、その領域の専門的な知識と経験を持っていると考えられます。
これまでの勤務先
どのような専門性を持つ医療機関で経験を積んでいるか
精神科の場合、各医療機関で得意としている領域が異なります。
認知症、依存症、児童・思春期など、各医療機関ごとに積める経験も違ってきます。
どのような医療機関で経験を積んできたかを見ることで、その先生の専門領域を把握することができます。
転科してきた医師もいるので注意を
精神科の場合、内科などから精神科へ科を移ってくる医師も結構います。
その場合、医師としての経験年数は長くても、精神科医としては経験が数年という可能性もあります。
精神科での経験がどれくらいあるのかも、よくチェックすると良いでしょう。
論文、学会発表、講演、書籍など
論文を書いたり、学会で発表を行うことは簡単なことでありません。
それらに対して時間を割いて形にするというのは、意識がそれなりに高くないとできません。
忙しさを理由に十分な知識のアップデートを行わず、昔ながらのやり方を続けている医師もいる中で、積極的な発表を行っている医師は評価されると考えて良いです。
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